《完》心の中の虚像 –幽霊と友達–
「違う、美陽(トモコ)違う!!」
そんな、お父さんの叫び声を無視して、
「そして私は・・・」
映像が切り替わった。
あの工場の、正門あたりが映し出されていた。
そこには、お父さんが中学生の時の頃の姿と、トモコがいた。
「柚木・・・いや、美陽。俺、美陽のこと、好きだから。」
お父さん、顔が真っ赤。
「私を裏切ったくせに。最低!!」
トモコが工場の中へ走った。お父さんも追いかける。
トモコに追いついた。
後ろから回り込み、トモコが止まろうとして、転びそうになったところを抱きしめる。
もちろん、トモコは嫌がる。
そんな、お父さんの叫び声を無視して、
「そして私は・・・」
映像が切り替わった。
あの工場の、正門あたりが映し出されていた。
そこには、お父さんが中学生の時の頃の姿と、トモコがいた。
「柚木・・・いや、美陽。俺、美陽のこと、好きだから。」
お父さん、顔が真っ赤。
「私を裏切ったくせに。最低!!」
トモコが工場の中へ走った。お父さんも追いかける。
トモコに追いついた。
後ろから回り込み、トモコが止まろうとして、転びそうになったところを抱きしめる。
もちろん、トモコは嫌がる。