《完》心の中の虚像 –幽霊と友達–
「美陽??」

「あっ・・・ごめん。」

 はぁ~~びっくりした。


「復讐って、どういうこと。」

「憎い人を殺す。」

 ちょっと、ちょっと!!これって、とんでもない話じゃないの。

 でも、トモコは淡々と話しを続ける。

「現実世界で憎んでいた人を、全て殺す。そして、死んで成仏するの。」

「本気で言っているの。」

「もちろん。」

 もう、頭がくらくらしそう。


「仮にやらなければ、すっきりしないまま
肉体が滅びるのを待つしかない。」

 それも、なんか苦しそう・・・


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