《完》心の中の虚像 –幽霊と友達–
 翌日、美陽は決めた。


「トモコ。私協力する。」

「OK。じゃあ、次のステップへ行くよ。」

「はい。」


 トモコについて行ったら、工場ではわりと明るい所に来た。

「ここに、憎んでいる人を書いて。」

 鉛筆と、紙を渡された。

 すらすらと書いた。

 そして、トモコに渡す。


「分かった。」

 トモコは、蛍光ペンでチェックする。

「今日、記念すべく初仕事だからね。ターゲットはこいつ。」

「了解。」



< 68 / 95 >

この作品をシェア

pagetop