《完》心の中の虚像 –幽霊と友達–
 九月☆日

「トモコ~~。」
「あっ、美陽。」
「ねぇ、これみて!!!」

 美陽は、一枚の写真をトモコに見せた。

「かっこいい・・・」

 そう、美陽が好きなイケメン俳優の写真だ!!
「この人、誰??」
「立木諒(たてぎりょう)くん。」

「トモコ??」
「大丈夫だよ。」
「イケメンに興味ないの??」
「そうね――」

――やばい。――

「ごめん!!他の話しよう!!」
「あぁ――」

 



 結局、美陽のペースで話を進めてしまった。あの時は後悔したな。

 でも、トモコは、なんとも言わなかった。トモコ・・・ごめん。

 反省してま~~す!!


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