《完》心の中の虚像 –幽霊と友達–
 それでも美陽は『嫌。』とは言わずにやっていた。

 美陽も、憎んでいた人を殺せる。

 しかも罪とはならずに、殺せる時を待っていたかもしれない。


 なぜ?

 あれだけ気味が悪いのに?


 矛盾してる。

 完全なる矛盾。


 トモコにだって話せない。

 反抗できない。

 
 分からない。

 分からない!!!


 私はなにをすればいいの。


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