《完》心の中の虚像 –幽霊と友達–
――やった。戻った。――

 喜びが、今沸いてきた。

 でも、なぜ戻ったのだろうか・・・??

 疑問だ。


「良かった。美陽が生きていて。」

 お父さんが、美陽の手をぎゅっと握り締めた。

 ちょっと恥ずかしいけど。

 やっぱり、生きている実感がわく。


 しばらくして、お医者さんとかが来ていろいろした。

 わけ分からないことをしたな。


 美陽一人になったとき、ベッドの横に引き出しがあるのに気が付いた。

 なぜか、開けたくなった。

 好奇心に負けて開けたら、封筒が入っていた。


 手紙かな??

 手紙だよ!!

 

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