《完》心の中の虚像 –幽霊と友達–
「私の成績じゃ、推薦では入れるかどうかが心配・・・」
「今度の(二学期)中間、頑張ればいいじゃないの。」

「う・・・ん・・・」
「私、勉強教えるよ。」
「本当!?」

「だって、生前、頭良かったもん!!」

――トモコって頭良かったの?――

 半信半疑だけど。

「そうなんだ。じゃあ、頼むね。」
「よ~~っし!!やる気わいてきた~~!!」

 美陽は、大笑いした。

 だって、なんていうの・・・

 とにかく、動き・・・

 もう、面白いしか言えない――


 



「トモコ。そろそろ帰るね。」
「じゃあね。明日教科書、ノート持ってきてよ!!」
「分かった!!頼むね。」


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