またね

たまに、ゆうが来て

大丈夫?と言う度

うちは泣いていた

ゆうにすがりついて

大丈夫なわけない

ただ強がっていた

ゆうの前だけでは

自然と涙が溢れた

ゆうにだけは

戻りたいと

何度も言えた

そんなうちに

ゆうは何もせずに

ただ側にいてくれた
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