恋愛物語−ナツ−
その女の子はちょっと怒ってる様子だった。


長い髪は綺麗な栗色でツヤツヤで思わず触りたくなる程だった。目もクリクリでとてもかわいい子だった。



女の子「ちょっと!ヒロ!どうして教室で待ってくれなかったの?今日一緒に帰る約束してたのに…(T◇T)」



ほっぺがぷぅ〜っと膨らませて女の子は言った。


ヒロ「あっ!(((( ;°Д°))))」



ヒロはどうやらこの子の約束を忘れてたみたいだ…


女の子「あ〜その顔は忘れてたでしょ?もう知らない(◎`ε´◎ )」


女の子は顔を背けた。
ヒロは慌てて女の子に近寄り「ごめん」っと 言いながら手を握った。


すると女の子は笑顔になり「もういいよ♪」と言った。



この雰囲気…

私でもわかる…


この子はヒロの彼女じゃないか?( ̄□ ̄;)



女の子が私に目をやりヒロに小さな声で「お姉さん?」っと聞いた。



女の子「はじめまして!伊崎アミと言います(●´ω`●)ヒ・ヒロくんとお付き合いさしていただいてございます!!よろしくお願いしますのです!」


何やら日本語が変だけど…緊張してるらしぃ。

なんだかかわいらしぃな(´∀`)ノ貴方合格印をあげよー♪←何様?



『こちらこそよろしくね♪アミちゃん(^O^)』


すかさず私はヒロに肘でつっついた。


『ちょっと〜彼女なんだぁ〜!かわいいじゃん!あんたにはもったいないんじゃない?』


ヒロ「うっせーな!お袋には言うなよ!うるさいから!」


『確かに…了解まかせとけ☆』


私は親指を立ててGOOD!!のポーズをした。



ヒロ「…なんか不安だけど頼むわ!じゃ〜俺ちょっと行くとこあるから一人で帰って」



ヒロのその”一人で”の部分が引っ掛かった…。
始めから一人で帰るつもりだっちゅーの!!



『はいはい!じゃーね!アミちゃんまたね(・ω・)ノ』



私は去って行く二人な背中をずっと見ていた。
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