恋愛物語−ナツ−
あれ?でも待てよ!


そういえばコウタも確か誰ともまだ付き合った事がないはず…


少なくとも私と知り合った小学3年からはないはずだ…


まさか小学3年生より以前に付き合ったことがあるなんて事はないだろうし…。



『自分だって彼女のいない人生16年でしょ!コウタだってヒロが羨ましいんじゃないの?』



私は目を細めて言った。


「べーつに!俺はナツとは違って焦ってないし!それに知らないと思うけど俺のファンの子もいるんだぜ♪」



『へぇ〜そんなの聞いた事ないなぁ〜!コウタの願望じゃないの(´ω`)いたとしてもかなりの物好きだね!』



「まっ!言ってろ言ってろ(・ω・)ノ

でもまぁ〜今は野球が恋人だからな…」



っとなんとなくかっこよく締めたコウタ。
でもなんだか私には強がってるように見えて面白かった。




『あれ?今思ったらコウタ今まで学校だったの?部活?』



「いや、部活って言えば部活だけど…。明日の入学式の後に部活紹介の計画を練ってた。」



何だか嫌そうにコウタは言った。



『あっ!そっか!野球部は2年生がするんだね。私のトコは3年生がしてくれるんだぁ〜』



「いいよなぁ。気楽で…。」



コウタはため息まじりで言った。


ため息の理由を聞くと「言いたくない」の一点ばりだった。


ちょっと気になるが明日になれば答えがわかるだろうと思い問い詰めるのをやめた。



明日が楽しみだ♪

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