恋愛物語−ナツ−
部活紹介も無事に終わり新入生は体育館を去って行き私達も去ろうとした時に吉田先生が


吉田「クラス委員は残って片付けしてからクラスに戻ってくれー」


サキが私の肩を叩き「頑張って」と言い去って行った。

別に手伝っても罰は当たりませんよ(T-T)ノ


はぁ〜昨日は準備で今日は片付けですか…
私はため息しながら渋々イスを運んでいた。


あれ?そういえばコウタがいない…

たむけんの格好でずっといれないだろうしな…
頭でも洗ってんのかな…


それにしても…


クックックッ…やばいやばい!思い出し笑いが止まんないよ( ´艸`)


私が肩を揺らしながらイスを運んでいると後ろから


「なんか楽しそうだね」


やばぁ〜誰かに一人で笑ってるのバレてる!
めちゃくちゃ恥ずかしい!!


振り返るとそこにはイスを持った真野先輩がいた。


『あっ…』


いきなりすぎて声が出なかった。


「彼氏ウケタよね!かなりアレは笑ったよ〜後で言っておいて!」


頭が真っ白だった…。
先輩は昨日の準備には居なかったはず!
現れたけどそれは先生に用事があったから来たわけで…


『あの!クラス委員なんですか?』


「えっ?あ〜違うよ!俺んとこの休みだから担任に捕まって働かされてるの!」


『あ…なるほど!災難ですね。』


「あんま先生に好かれるのは良くないね…女の子からのがいいわ〜」


先輩はふざけた感じで笑いながら言った。


私はあなたが好きですよ!!

…なんて言えるはずもない(T-T)



吉田「よーっし!クラス戻っていいぞー!!」


いつの間にか片付けは終わっていた。私と真野先輩の手にはまだイスがあったのに…


「片付けとくよ!クラス戻んな」


っと自分が持ってたイスを右手で全部持ち。私の持っていたイスを左手でヒョイっと取りあげた。


『あ・でも!』


「力仕事は男に任せとけ!じゃーね!鈴村さん」


『あ・ありがとうございます!!』



先輩はニコッと笑い「どー致しまして♪」

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