恋愛物語−ナツ−
教室まで行く廊下で私はスキップ混じりで歩いていた。


声に出して歌でも唄いたくなるぐらい気分がいい!
真野先輩と2日連続で喋れるなんて!まさに奇跡!!いや!運命かもしれない(●´∀`●)♪


しかも「鈴村さん」って名前覚えてくれてたしぃ〜♪
まぁ昨日のシミュレーションは無駄になったけど結果よければ全てよしって事で♪


窓から見る風景もいつもと違って自然が生きてる!木や鳥や草や水!皆が私の味方みたぁ〜い!!

皆だいすきだぁ〜!!(スイマセン、痛い子です)

階段を昇ると目の前にコウタがいた。


「あっ!終わったん?」

『もうとっくのまに終わったよ!』

私達は階段で立ち止まり喋った。
コウタの首にはタオルが巻いていて髪の毛は濡れて先程のたむけんヘアースタイルはなかった。


『昨日の先輩が手伝ってくれたから楽だったなぁ〜』
ちょっと嫌味っぽく私は言った。

「仕方ないだろ!たむけんスタイルで片付けなんて目立つじゃん!」

『まぁ…そうだけど。』

あっ…そう言えば真野先輩がコウタのたむけん面白かったって言っといてって言ってたな…


『あのね…コウタ!昨日の先輩がねさっきの…』


言おうとしたその時。さっきの体育館での真野先輩との会話がフラッシュバックした!!

真野「彼氏ウケタよね!かなりアレは笑ったよ〜後で言っておいて!」

真野「彼氏ウケタよね!」


真野「彼氏」



!( ̄□ ̄;)!!



『がぁーーー!!!!』


私は頭を押さえて叫んだ!
その声にコウタはビツクリした。


なんて事だ…さっきは頭真っ白になってたものだからコウタの話題を自然とスルーしていたが…


彼氏?誰が?コウタが?



ヘソで茶わかすくらいに笑っちゃうわよ(・∀・)









って笑ってられなぁーーい!( ̄□ ̄;)!!
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