恋愛物語−ナツ−

先生はニコッと笑った。



ソウ「あっ！次サキちゃんが飛ぶ番だ！！頑張れサキちゃん！！」



ソウちゃんが窓から見える体育で高跳びをするサキを見て言った。



椿「ソウイチロウの恋の相手…あなたの友達のサキって子が体育で運動場を使う時にココに呼んであげてんの。」



『サキを見る為に学校をサボってウチに来させてるんですか？』



椿「ええ、そうよ。だって可哀相じゃないバイト先でしか会えないんでしょ？しかも毎日サキって子が来る訳でもないんだし…だからせめて学校の中の彼女を見せてあげたいなぁって思っちゃって」



『でも、端から見たらストーカーっぽいですよ…』



ソウ「おっし！！クリア！！」


どうやらサキは高跳びに成功したみたいだ。
すごくニコニコしながらサキを見つめるソウちゃん。


幸せそうだな…。




椿「恋愛なんて若い時ってストーカー紛いの事っていっぱいするでしょ？普通？？」


手をあごにあてながら疑問な顔をしながら言った。



『えっ…普通は好きだからその人の事を思ってそういう事しないんじゃないですか？』



椿「え〜そうかな？私はいっぱいしたわよ！ストーカー（笑）家も調べたし、電話もかけてみたなぁ〜！あっ、家の方にね！色んな事が知りたかったなぁ。貴方は好き人の事をもっと知りたいって思わないの？」



『そりゃ…』



一瞬、真野先輩の顔が浮かんだ。確かに先輩が何が好きで嫌いとか単純な事でも知りたいっとは思う。


でもソウちゃんみたいにサボってまでサキを見にくるのてやっぱりおかしいとも思う。


ましてそういう事をさせてる先生も先生だっとも思った。



椿「それに彼女には付き合ってる人がいるんでしょ？なーんか切ないじゃない！！あっでもソウイチロウがここに来てる事は彼女に言っちゃダメよ！」



『はぁ…』


なんだかふに落ちない感じだが…ソウちゃんを応援したい気持ちもわかるし(´〜`；)


好きな人を毎日でも見たい気持ちもわかるし…


し・仕方ない。黙っておきましょう…