恋愛物語−ナツ−
椿「あーでもいいよねー私もまた恋とかしたくなっちゃうわ」


先生は背伸びしながら言った。


『先生は彼氏いないんですか?そんなに綺麗なのに…』


椿「フフ。ありがとう♪今はいないなぁ〜」


先生は時計を見た。


椿「あっ。もうこんな時間か…ソウイチロウ!授業終了15分前!早く戻りなさい!」


ソウ「うわぁ!時間たつの早っ!!じゃー椿さんまた店来てね!ナッちゃんまたね!」



ソウちゃんは慌てて保健室をあとにした。



『先生もマックよく行くんですか?』


椿「えっ?ああ…ソウイチロウが言った店はマックじゃないわよ!私の行きつけの飲み屋の看板息子なのよソウイチロウは!」



『あっ!そうなんですか…へぇー知らなかった』


椿「毎日のように行ってた時があってね…。その時にたまたまソウイチロウが店に現れたからチョッカイ出してたの。そこでサキって子の話しになって、私が勤めてる学校って事もわかったわけよ!で、今にいたる」


『はぁ〜世間ってなんだか狭いですね〜』



椿「本当よね」



私達は笑った。




目の前にいる先生はとても優しく話しやすい。


見た目は綺麗すぎて冷たいイメージだったけど…人間外見だけで判断はよくないね…反省。



男子学生を連れ込んでるような人にはもう見えない。

きっと噂であって真実ではないと思う。




『あっ…私もソロソロ行きます。』


椿「そうね。吉田先生恐いもんね。気をつけてね。」



『はい。どうもありがとうございした。』



私は保健室をあとにした。
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