わたしとあいつ
学校の事はあえて書かなかった。
慎には余計な心配かけさせたくないしね!!
朝から大好きな人とメールしたわたしは、ルンルンで新しい学校に向かった。
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――――ガラガラッ
「みんな座れー」
「今日は転校生がいます。」
教室がいっきにざわめいた。
「おいで。」
わたしは言われたまま、先生のいるところに歩いていった。
「今日からここに入った、藍田りささん。それじゃぁ藍田さん、自己紹介してくれるかな」
クラスのみんなの視線がこっちに向けられる。