わたしとあいつ

学校の事はあえて書かなかった。


慎には余計な心配かけさせたくないしね!!


朝から大好きな人とメールしたわたしは、ルンルンで新しい学校に向かった。



*******


――――ガラガラッ


「みんな座れー」

「今日は転校生がいます。」



教室がいっきにざわめいた。



「おいで。」


わたしは言われたまま、先生のいるところに歩いていった。



「今日からここに入った、藍田りささん。それじゃぁ藍田さん、自己紹介してくれるかな」


クラスのみんなの視線がこっちに向けられる。
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