わたしとあいつ

「初めまして。千葉から引っ越してきました、藍田りさです。よろしくおねがいちまちゅ!!?」


えっ??


「ぶはぁっ!!!お前、ふつー最後で噛むか??」


一番前に座ってた男子がふいた。



わたしは破裂するんじゃないかってくらい、顔が真っ赤になった。



「よろしくお願いします」


わたしはもう一度言い直して、先生に指示された、一番後ろの窓側から二番目の席についた。
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