偽りの愛~temptation game~
最近、リナは昼食を一人でとっている。
お昼休み、彼女は今日も一人で校庭の隅に行き木陰で昼食をとった。


それにしても今日は本当にいい天気だ。
ここで空を見上げていると、学校の校庭にいるということも忘れてしまいそう…。

リナはそう思いながらぼーっと空を見ていた。




「お前、友達いないのか?」

急に背後から声がしてリナは一瞬驚いて動けなくなった。

やっと体が動いて、振り返るとそこには制服姿の男が立っていた。

見覚えがあるような…無いような…。

いや、そんなことより随分失礼なことを言われた気がする。
リナはじんわりと怒りがこみ上げてきた。

急に何なの?しかも偉そうに…!

「はっ?ていうかあんた誰?」


< 3 / 6 >

この作品をシェア

pagetop