偽りの愛~temptation game~
ふと時計に目をやると、思ったより時間が経っていた。


「もう教室に戻らなきゃ。」

リナはそう言いながら立ち上がり、足早に歩き出した。


それにしても何なのあいつ?
ああ、一人でゆっくりしたかった…。

リナはそう思いながら教室へ入り、席に着いた。



少しして、本田が入ってきたがリナが目を向けることはなかった。

いや、わざと見ないようにした。


その日、そのあとはリナは何もなかったかのようにいつも通りに過ごした。


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