愛想人〜アイオモイビト・幼なじみ〜
荏螺 桐ってヒト
呼び出しがあった日の情事は必ず激しい。
それがなぜなのかは分からないが…あたしは魁迩の気まぐれだと思っている。
だけど…今日は一段と激しかったような………////
明日は腰痛確実ね…。
翌日。
ぅ゙…思ってた以上に痛い…。
歩くのさえままならないので傍から見たら変に思われるだろう。
それさえも気にならないほど痛かったのだ。
「ん? 梨羽じゃん♪ そんな格好して…どーした?」
ビックリして振り返るとそこには…桐先輩がいた。
「桐先輩…。 おはようございます」
朝の挨拶をした。
「おぅ、はよー…じゃなくて!! オレはその格好のことを聞いてんだけど………」
うわっ…的確に聞いてほしくないことを聞いてきたよ、桐先輩。
どー言えばこの場をごまかせるんだ?
「梨羽…おはよう。 昨日、ヨガやって腰痛めたって言ってたの…大丈夫?」
この声…!!
「魁迩…おはよ。 うん、大丈夫…かな?」
苦笑いで答えた。
さすが魁迩。
言い訳は持ってこいだね☆
あたしの腰痛の原因って魁迩なのにね………。