愛想人〜アイオモイビト・幼なじみ〜
いったい何年魁迩の幼なじみをやってると思ってんのよ!!
ため息をつきたい衝動に駆られたがそれを心の中にしまった。
………。
にしてもなんなの?
いつも以上に絢はスキンシップ?が多いし、魁迩はキラキラ眩しすぎるほどの笑顔を振り撒いて女子をメロメロにさせている。
そしてここ最近めっきり姿を表(あらわ)せなかった桐先輩があたしのクラスに堂々と居座っているではないか。
えっと…思いっきり桐先輩にツッコミしたいんですが、いいですか? いいですよね、うん。
ということで!!
「桐先輩?」
クラスに居座っているのはまだいいとして…あたしの席に居座っている桐先輩に話しかけた。
「んー? 何、梨羽。 もしかして愛のコクハ「安心して下さい。 そんな話じゃないんで」
笑顔で遮った。
精神的ダメージをかなり受けていたみたい。
だって現にうなだれてるもん。
「なんで一年の教室にいるんですかー? そしてなぜあたしの椅子に座ってるんですか? あとその髪………と服装………どうしたんですか?」
とりあえずそんな先輩を他所に話しつづけた。