愛想人〜アイオモイビト・幼なじみ〜

そりゃあ…


「もちろん!!」


勢いよく答えたあたしに対して苦笑い気味の絢。


「ただのオレの勘なんだけど…」


勘かよ…期待して損した。


ガックリとうなだれた。




そして時間は流れ今は放課後。


帰る準備をしていると先輩方に呼び出しをされた。


昼休みには噂になっていたあたし達。


早速お呼びだしらしい………。


どんだけ暇人なんだよ!?ってツッコミたくなるよ…。




「あんた…絢様と付き合ってるって?」


………。


パードゥン?


すみませーん、もう一度言ってもらえます?


あたし…聞き間違いじゃないんなら『絢様』って聞こえたんだけどー………。


「黙ってんじゃねぇよ!! もう一度聞く。 あんたは絢様と付き合ってるって?」


ぁは、どうやら聞き間違いじゃないらしい。


いやーなんなの?


この熱狂的信者みたいなのは?


どこぞの教祖様だよ!!って言ってやりたいくらいだよ…。


絢もご愁傷様。


こんな変な輩に想われて…。


憐れんだ目で先輩方を見ればどうやら逆鱗(げきりん)に触れたみたい。


だって目がヤバいもん。





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