愛想人〜アイオモイビト・幼なじみ〜

「条件は━━━…」


条件は…?


つ…続きが気になるッ!!


早く続きを言って!!


と思っていると腰をグッと引き寄せられた。


力を抜いていたのであっさりと引き寄せられてしまう。


目の前には絢の顔。


ち………


「近い!!!!!!」


思わず大声で言ってしまった。




「へぇ? これくらいのことで真っ赤になってるようだと…これから先のこと、出来ないよ?」


んなぁ!?!?!?


な…な…なんてことを!!


しかもサラっと流すかのように言っちゃってるよ、この人。


今、朝だよ!?


朝っぱらからこんな破廉恥なこと言ってる高校生の方がよっぽど珍しいと思うんだけど!!


てか………朝?


なんか…忘れてないっけ?




「また自分の世界に入り込んで…。 相当キツいお仕置きのほうが梨羽はいいのかな?」


!?!?!?!?!?


またまた危ない発言を…。


てか今のご時世、お仕置きをされてる(しかも彼氏に)高校生っているのか?


普通に考えていないな、うん。




「お仕置きは梨羽からの濃厚なキスで」


妖しい笑顔でそう言った絢。


…マジすかー!?!?!?





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