小さな恋のうた
父さんたちは、お酒も進んでたのしそうだったので、僕は上にあがってモモの様子を見に行った。
「モモ・・・どうしたの?気分でも悪いの?」
部屋をノックすると、すぐドアを開けてくれて、珍しく部屋に入れてくれた。
昔は二人で使ってた部屋だけど、ある時を境に急に部屋を別々にされてそれからめったにここに入ることはなかったので、ちょと懐かしい気もしたり。
「ねえ、ビトがこれから日本に住むようになるって、聞いてた?」
久しぶりにモモから奴の名前が出て、ちょっとビックリした。
知ってたよって答えたら、なんで教えてくれないのよってちょっとむくれている。
「だって、ビトの話すんなって、前に怒ってたじゃん。」
それとこれは別だよって、モモは勝手なことを言う。
「最近ずっとメール返してなかったら、いっぱいビトからメールきてて、いろいろ書いてあってさっき初めて知ったの。」
何でメール出さなかったのって聞いたら、なんか最近気まずくってって俯いた。
「僕にもたまにメールきてたよ。モモからメールの返事がないから、どうしたのかなって心配してた。」
なんだよ、まだビトのことが好きなんだねって言ったら、違うよってまた怒り出す。
「そんなんじゃないよ・・・だってビトのこと好きになったら、辛いじゃん・・・」
僕にはその理由がちょっとわからなかった。
「レンは知らないの?ビトって向こうじゃ有名な、セレブの息子って感じの扱いなんだよ。」
これ見てごらんよって、日本向けの外国雑誌を僕に放ってよこした。
”グラミー受賞歌手Babyの息子「松本美人くん」”
ああ、そう言えば奴の母さんは、最近グラミー賞取ったとかいってたな・・・
レッドカーペットを親子三人で歩くビトの姿が、本物の王子様のようでかっこよかった。
その映像とかはまだ見たことなかったから、この雑誌で初めて見た感じ。
去年会ったときよりも、10センチぐらい身長も伸びてるんじゃないかな?
奴の父さんより、微妙に身長が高い気もする。
向こうで生活してると、やっぱ大きくなりやすいのかなって羨ましかった・・・
「なんか、ビトかっこよくなったね・・・」
「モモ・・・どうしたの?気分でも悪いの?」
部屋をノックすると、すぐドアを開けてくれて、珍しく部屋に入れてくれた。
昔は二人で使ってた部屋だけど、ある時を境に急に部屋を別々にされてそれからめったにここに入ることはなかったので、ちょと懐かしい気もしたり。
「ねえ、ビトがこれから日本に住むようになるって、聞いてた?」
久しぶりにモモから奴の名前が出て、ちょっとビックリした。
知ってたよって答えたら、なんで教えてくれないのよってちょっとむくれている。
「だって、ビトの話すんなって、前に怒ってたじゃん。」
それとこれは別だよって、モモは勝手なことを言う。
「最近ずっとメール返してなかったら、いっぱいビトからメールきてて、いろいろ書いてあってさっき初めて知ったの。」
何でメール出さなかったのって聞いたら、なんか最近気まずくってって俯いた。
「僕にもたまにメールきてたよ。モモからメールの返事がないから、どうしたのかなって心配してた。」
なんだよ、まだビトのことが好きなんだねって言ったら、違うよってまた怒り出す。
「そんなんじゃないよ・・・だってビトのこと好きになったら、辛いじゃん・・・」
僕にはその理由がちょっとわからなかった。
「レンは知らないの?ビトって向こうじゃ有名な、セレブの息子って感じの扱いなんだよ。」
これ見てごらんよって、日本向けの外国雑誌を僕に放ってよこした。
”グラミー受賞歌手Babyの息子「松本美人くん」”
ああ、そう言えば奴の母さんは、最近グラミー賞取ったとかいってたな・・・
レッドカーペットを親子三人で歩くビトの姿が、本物の王子様のようでかっこよかった。
その映像とかはまだ見たことなかったから、この雑誌で初めて見た感じ。
去年会ったときよりも、10センチぐらい身長も伸びてるんじゃないかな?
奴の父さんより、微妙に身長が高い気もする。
向こうで生活してると、やっぱ大きくなりやすいのかなって羨ましかった・・・
「なんか、ビトかっこよくなったね・・・」