小さな恋のうた
日が暮れてきて、そろそろラストのBabyさんのライブが始まる



僕たちは、一番大きなマリーンステージに向かった。


カオリさんは、やっと友達と合流できたみたいで、僕もついでに紹介してくれる。
なんかみんなノリのいい人達ばかりで、男の人とかもいて、結構な人数の団体になっていた。

もう仲間と合流できたし、もう大丈夫かなって思って、僕も友達の所にもどるよって言って、バックステージの方に行こうとしたら、待ってってカオリさんに呼び止められた。



「ねえ、次のモンパチのライブ行く?私はいつも行ってんだ~
また一緒にライブ行こうよ!」

そう言われて、メアドを教えてくれた。


なんかこういうの初めてで、ちょっとドキドキするね。



「じゃあ、ライブ近くなったら連絡するよ!」

彼女は大きく手を振って、バイバイって言ってくれた。


僕はちょっと恥ずかしくて、手を振りながら小走りにバックステージに向かった。





べべさんの関係者席の方にいくと、先にビトとモモがそろっていて、松本のおじさんも見にきていた。

「久しぶりにここでべべのライブ見るな。」

おじさんは懐かしそうに、そんなことをつぶやいた。




「ねえレン、さっきなんか知らないお姉さんとずっといたでしょ?あれ誰?」

モモがニヤニヤしながら聞いてきたので、普通にさっき会って友達になったひとだよって答えた。
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