小さな恋のうた
しばらくしてビトが僕の部屋にやってきた。

モモは?って聞いたら、二人でずっといると変に思われるから、下に行くっていったよって言われた。


「聞いてたでしょ?」

「うん、全部聞こえちゃった。」

そっかといって、ビトは笑った。


「これからは、こんなもんじゃすまないかもね・・・
モモちゃんが、あんなにヤキモチやきだなんて知らなかったよ。」


それだけビトのことが好きなんだよって言ったら、そうかなってちょっと照れていた。


「ちょうどいいタイミングでモンパチがかかるから、急にモモちゃんが泣き止んでくれたんだ。」

ああそうなのって、ちょっとおかしくなった。



「モモもホントはわかってるんだよ、ビトのためにそういうの我慢してちゃんと応援してあげなきゃって。
でも今日はまだ免疫ができなくて、ビックリしちゃったんじゃない?」

僕がそう分析して言ったら、ああそうだよねってビトも頷いた。



なんかわかんないけどさ、きっと大丈夫だよ・・・
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