あなたとの恋。
プロローグ
桜舞う中学3年生の春。
あたし達には、まだ『恋』をするには、幼すぎた。
あたしを見守ってくれてありがとう。
あたしを好きになってくれて、ありがとう。
あなたに、辛い思いをさせて、ごめんなさい。
あなたの思いに応えられなくて、ごめんなさい。
あたしは、あなたをずっと好きだった。
だけど、あなたを好きになったことは、嘘じゃない。
―あなたとの恋。―