あなたとの恋。


「なっ、なんか、ずぅっとっ、さっ、避けられてっるっみたぃ。……ぅわーーん。」


「大丈夫だから、きっと事情があるんだよ。響君は、そんな事する人じゃない。」


「うっ、ぅん。」


よりによって、響君は、そんな事しない。


「どうしたの、栞里?」


そこには、前の座席から、顔を出す春ちゃんが。


「誰だ、栞里を泣かせたのは、うちが許さない。名前言ってみ、とっちめてやる。」


今度は、美菜が。




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