あなたとの恋。


ボソッ
「それにしても、良かったな響、安藤とおんなじ班になれて。」


え。


「おい、聞こえたらどうすんだよ。隣なんだぞ。」


「大丈夫だって、小さい声で言ったから。」


クスッ
陽菜とおんなじこと言ってる。



否定しないってことは、私、ちょっとだけでもいいから、うぬぼれてもいいかな……………、



響君。


「どうしたの、栞里、ボーっとして。」


「ううん、何でもないよ。」


―栞里side終了―




< 162 / 211 >

この作品をシェア

pagetop