あなたとの恋。


「栞里ー、もうだめ。」


「だから、言ったでしょ、気持ち悪くなるって。」


今は、空港に着いたところ。


エネルギー、使い果たした。


「なんだー、陽菜!もうダウンか。」


ムカッ


「竜樹、あんたがおかしいのよ、あたしより、騒いでたくせに!」


「お前とは、体のできが違うんだよ。」


ムカムカッ


「竜樹、よくも言ったね。日頃の恨み晴らしてやる。」


ただでさえ、気分悪いのに。


「陽菜、やるなら、こいよ。」


――バコッ




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