あなたとの恋。


―栞里side―


「ねぇねぇ、響君。」


「なに、栞里?」


「あの2人、完全に自分達の世界に、入ってるよね。」


あの2人とは、もちろん、陽菜と竜樹。


「あの2人、絶対1人の存在忘れてるよね。」


「うん、忘れてるなあれは、特に陽菜。」


あの1人の存在とは、駿介君のこと。


あの2人が一番前歩いて、私と響君が二番目。


そして、私達より、5メートル後ろに駿介君が、歩いてる。




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