あなたとの恋。


腕の痛みがなくなった。


「なんだこのガキッ。」


1人の男の人が思いっきり、手を振りかざした。


「危ないっ、竜樹!」


――パシッ


そこには、振りかざした手を止める、竜樹がいた。


「暴力はいけませんよ。」


そう言って、竜樹が掴んでいる腕を下に おろした。


「チッ。」


舌打ちをしながら、その人達は去って行った。


安心した瞬間、涙が溢れてきて、いつの間にか竜樹に、抱きついていた。




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