あなたとの恋。


「よし、観に行くか。」


「えっ!?いいの。」


「いいんだよ、俺が付いてるし。」


「ありがと。」


「お前、何で、携帯の電源切ってた。」


「いや、お兄ちゃんからの電話やメールがウザくて。」


電源をつけると、そこには、栞里からの着信が山ほどあった。


「栞里、心配してたぞ、ちゃんと謝れよ。他の人にも。」


「うん………、竜樹、ほんとありがとね。」


「なんだよ、急に。」


「急にじゃないよ、前からずっと、言いたいと思ってた。」




< 185 / 211 >

この作品をシェア

pagetop