あなたとの恋。
あっという間に時が過ぎて、もう帰る時間。
「俺、送ってくよ。」
「あっ、うん、ありがと。」
「………………」
しばらく無言が続く。
そして、あたしの家の近くの公園にさしかかった時、
「ちょっと、寄ってかない?」
「そうだね。」
二人でブランコに座る。
――キーコ、キーコ
あたしが、ブランコを揺らす音しか聞こえなくなる。
「あの「別れよう。」
えっ!?
『別れよう。』確かに駿介はそう言った。