幼なじみ攻略法-ガールズトークを飛び出して-
自分で自分に
ビックリしていると、
中から
ガタンと大きな音がした。
それにはっとして、
現実の世界に引き戻されて
意識を中に戻すと、
那都君の声が聞こえた。
「まずいって。」
「大丈夫だよ-。
だって彼女さん今日塾でしょ-??」
ドクン
心臓がヤな音を立てた。
私の体は硬直して、
1ミリも動けない。
何...
私がみたらダメなこと...
してるの??
「ちょ、おい。」
そこで声が途切れた。
周りの声が煩くなる。
そして那都君の声は
もう聞こえない。
ヤだ..
ヤダっ
硬直したはずの体が
今度は勝手に動き出した。