幼なじみ攻略法-ガールズトークを飛び出して-



自分で自分に
ビックリしていると、

中から
ガタンと大きな音がした。


それにはっとして、
現実の世界に引き戻されて
意識を中に戻すと、
那都君の声が聞こえた。



「まずいって。」

「大丈夫だよ-。
だって彼女さん今日塾でしょ-??」


ドクン


心臓がヤな音を立てた。
私の体は硬直して、
1ミリも動けない。


何...



私がみたらダメなこと...
してるの??


「ちょ、おい。」


そこで声が途切れた。
周りの声が煩くなる。

そして那都君の声は
もう聞こえない。


ヤだ..


ヤダっ



硬直したはずの体が
今度は勝手に動き出した。



< 30 / 83 >

この作品をシェア

pagetop