幼なじみ攻略法-ガールズトークを飛び出して-
私は可愛くない笑顔を
浮かべて、
那都君の今にも
泣きそうな目からから
視線をそらした。
木の板ばっかり目に入った。
「えみり先輩..」
反応したくないのに、
呼ばれただけで
びくっと動く肩。
速くなる心臓の音。
したくなくたって
肩が動いて、
勝手に鼓動が
速くなるくらいだから、
私は那都君が
何か言い掛けてるのに
気付いていたのに
いつのまにか
それを遮って叫びだしてた。