幼なじみ攻略法-ガールズトークを飛び出して-


「..ヤダ。」


「そう..ですよね。
図々しいですよね。」



「..って言いたいほど
私は那都君が好きです。
だから、那都君とは..
ずっと友達で居てください。」


これしか..
私には言えなかった。


イヤだって
本当に言いたくて。
でも無理で。
那都君が好きな気持ち
知っててずっと
関わってきた子だから、
大切な友達だと...
思ったら、
言えなかった。



綾ちゃんは
少し目を開いて、
ビックリしたみたい
だったけれど、
私に向かって深く頭を
もう一度下げた。

「那都君より、
かっこいい子はむりだけど
那都君より、好きな人
見つけるので、それまで..
待っていてください。」


そういって綺麗に笑った。




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