片想い
「ちょっとあんたいい加減にしなさいよ!!他人他人って!小さい頃によく遊んでもらったでしょうが!!」
『遊んでもらった……?』
「そうよ。あんだけ可愛がってくれてたのに、、それをあんたが他人呼ばわりするから!!……もしかしてあんた祐也くんのこと忘れたの?!」
『忘れた……ってか遊んだ記憶とかないし!!』
「うわっ!!最低!!幼馴染みのこと忘れるとかありえないわ」
お、お、
『幼馴染み〜?!』
「そうよ!ほんとあんた最低。でも娘にあんなイケメンな幼馴染みがいてママは幸せだわ(笑)」
そりゃあたしもあんなかっこいい幼馴染みがいて嬉しいけど……
『一緒に住むのはやだ!!』
「何でそんなわがままゆうの?!ママはあんたの為を思って決めたことなんだから。それに祐也くんと付き合えるかもしれないのよ!!あんなことやこんなこともできるかもしれないのよ!!いいチャンスじゃない」
『そんなチャンスいらない!!ママそんなこと思ってたの!?それでも親!?ほんとありえないから!!』
「もうあんたと話すだけ無駄。ママ夕飯の準備してくるから祐也くんにかまってもらいなさい」
『もういい!!ママのばか!!』
あたしは怒鳴り散らして自分の部屋に戻った