ぼくはくま。

『うわぁ、とはなかなか失礼ですね』


ぼくなんか気にさわる事言っちゃったみたいだなぁ…


『ごっ、ごめんなさい!いきなりでびっくりしちゃって…』


『…まぁ良いでしょう』


僕の声にそう答えた人は、にっこりと笑って長いステッキを出した。



『では改めて…私はレイル。魔法使いです。あなたの切実な願いを聞いてやってきました』


『ぼくの願い…?』


『そうだよ、君の願いだ』





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