サイドにプリンス⌒☆
――――――――――――――――――――
「お邪魔します~」
「いらっしゃーい」
「いつもいつもすいません~」
「いえいえ。いつも迷惑かけてるのは亜姫ですから」
「おほほ…、京平がよく言ってますよ。亜姫ちゃんが毎日ベランダから来るから心配だって」
「あっ…おばさん…余計…」
と言った頃にはもう遅く、
「亜姫ぃ…、人様に迷惑かけて……、ベランダからは駄目だって何回言ったらわかるの!!
あんたの部屋、ベランダの無い部屋に変えるわよ!!」
「やだっ!!それだけはっ」
すると
「ただいま~」
「あ、暎斗だ」
「お、今日もいんのか、京平」
「バスケ楽しかったか?」
「おう!!もうスリーポイントは完璧だぜ」
「俺は野球専門だからな~」
なんだかんだで暎斗と京ちゃんは仲が良い…
「早く食べよー」
「待ちなさい亜姫!!まだ揃ってないでしょ!?」
え?何で?
あたし、暎斗、お母さん、京ちゃん、京ちゃんママ。
お父さん達は仕事でいない。
あとは誰が…?
ピンポ―――ン
「あぁ来た来た」
「メインさんの登場ね」
誰―――――――?