サイドにプリンス⌒☆
1人状況についていけていない可哀想なあたし…
「あ、亜姫ちゃんっ」
可愛い子があたしの名前を呼んだ。
…激可愛い…
だけど誰か知らない…
「あ…相澤の妹?」
「当たり前だろクソ姉キ」
「あぁん?お前は黙れクソ餓鬼。
…友紀ちゃん…だったっけ?」
「おい、いいか?亜姫」
「京ちゃん」
「友紀の事も忘れてるとかは無いよな?」
「あ…ははは…」
「ぇ…亜…姫ちゃん…、私の事覚えてないの?」
友紀ちゃん、顔がショックでいがんでる。
「クソ姉キ、友紀ちゃんの事…覚えてねぇの!?最悪じゃんっ!!」
「ぅ…ぅぇ…っ…」
「亜姫ぃ!!!何友紀ちゃん泣かしてんの!!冗談にも程があるわよ!!」
「いや、おばさん。亜姫は俺ら家族の事は誰一人、覚えてないらしいんや」
「亜姫ちゃん…」
「じっ…じゃあ!!亜姫ちゃんに私達の事を思い出してもらうために、とにかく今は話しましょう?
ほら、友紀も泣かないで?」
「すみません相澤さん…」
「いいんですよ。何か亜姫ちゃんにあったのでしょう?あんなに遊んでた2人の事を簡単には忘れないはずでしょうしね」
「亜姫…お前…」
「ごめんなさい…」