サイドにプリンス⌒☆
Prince⌒Ⅱ*゜
Prince⌒Ⅱ*゜
あれからもう数月が過ぎ―――…
相変わらず幹は必要以上に喋りかけてきて鬱陶しいし、
暎斗は24時間『友紀ちゃん』って言ってるし、
京ちゃんはカッコいいし、
友紀ちゃんはそんな京ちゃんにラブコールを送ってるし…
「なんなのよーっ」
「きゃぁっ」
「いきなり大声出さないでよ!!手元がふらつくじゃんっ」
そう言って怒るのは日咲。
さすがギャル、弁当中でもネイルのお手入れはするんだね……。
奈々は奈々で特大弁当を3つもほおばってるし……。
「そういえばさぁ、もう期末も終わったし、そろそろ夏休みじゃん?
2人とも予定ある?」
(あ――…夏休みねぇ…)
「あたしは彼氏で予定いっぱい」
「もぅ!!日咲はどーせ、そうだと思った!!」
「じゃあ聞くな」
「はいはい。あたしら彼氏イナイ組は寂しいよね。
あたし、夏休みまでに彼氏つくりたくてバイトしてるんだけど、全然駄目。
間に合わないよ!!」
「大変だね、バイト」
「バイト何やってんの?」
「あれ~?言わなかった?あたしの家の近所の《ワケアリカフェ》」
「あ、聞いたことある。形がイビツだから《ワケアリ》でしょ」
「うん。でも味は大丈夫★
だからあたしみたいな初心者でも作れて楽しいんだよ」
「奈々は食べ物大好きだもんね」
「そ。今は皆でドリンクシャーベットにチャレンジ中」
「へぇ…ってか夏休みの話題は?」
「あ。そうそう!!」
「奈々、喋りすぎ!!」
ま、奈々は可愛いんだけど。
ボブに近いショートの髪に、ボンボンのゴムが良く似合っている。
「あ、でも亜姫は今年も山門先輩たちと花火大会行くんだっけ」
そう。毎年、あたし、京ちゃん、暎斗で花火大会に行ってる。
ただ今年は――…
「それなら俺も加わんでー」
「あぁ、そっかぁ。幹がいた★」
そう…コイツ(と友紀ちゃん)がいるんです!!
あれからもう数月が過ぎ―――…
相変わらず幹は必要以上に喋りかけてきて鬱陶しいし、
暎斗は24時間『友紀ちゃん』って言ってるし、
京ちゃんはカッコいいし、
友紀ちゃんはそんな京ちゃんにラブコールを送ってるし…
「なんなのよーっ」
「きゃぁっ」
「いきなり大声出さないでよ!!手元がふらつくじゃんっ」
そう言って怒るのは日咲。
さすがギャル、弁当中でもネイルのお手入れはするんだね……。
奈々は奈々で特大弁当を3つもほおばってるし……。
「そういえばさぁ、もう期末も終わったし、そろそろ夏休みじゃん?
2人とも予定ある?」
(あ――…夏休みねぇ…)
「あたしは彼氏で予定いっぱい」
「もぅ!!日咲はどーせ、そうだと思った!!」
「じゃあ聞くな」
「はいはい。あたしら彼氏イナイ組は寂しいよね。
あたし、夏休みまでに彼氏つくりたくてバイトしてるんだけど、全然駄目。
間に合わないよ!!」
「大変だね、バイト」
「バイト何やってんの?」
「あれ~?言わなかった?あたしの家の近所の《ワケアリカフェ》」
「あ、聞いたことある。形がイビツだから《ワケアリ》でしょ」
「うん。でも味は大丈夫★
だからあたしみたいな初心者でも作れて楽しいんだよ」
「奈々は食べ物大好きだもんね」
「そ。今は皆でドリンクシャーベットにチャレンジ中」
「へぇ…ってか夏休みの話題は?」
「あ。そうそう!!」
「奈々、喋りすぎ!!」
ま、奈々は可愛いんだけど。
ボブに近いショートの髪に、ボンボンのゴムが良く似合っている。
「あ、でも亜姫は今年も山門先輩たちと花火大会行くんだっけ」
そう。毎年、あたし、京ちゃん、暎斗で花火大会に行ってる。
ただ今年は――…
「それなら俺も加わんでー」
「あぁ、そっかぁ。幹がいた★」
そう…コイツ(と友紀ちゃん)がいるんです!!