サイドにプリンス⌒☆


「ねー、亜姫。相澤くんのとこ、行こーよ」


「相澤くんて?」


「銀、ばっかでー!!転校生だよ、転校生!!」


「あぁ、相澤くん…つーんだ」


「相澤 幹くんだよっ!なんかぁ、のほほんってしてるけど、なんかカッコいいよね」


「あたしも思ったー」


「マジで?俺は?」


「対象外」


「ひっでー」





なんて会話してると



「なんか、この机の周りだけ、賑やかやなぁっ!!俺もまぜてくれへん?」


「相澤くん!!!」




(相澤くん?あぁ、転校生…)



「相澤…大阪弁?」


「おう。しばらく関西おったからな。嫌やったら標準語しゃべるけど…」


「いいっ!!逆に関西弁で言ってくれ!!」


「なんかいいよね。こういう人が混ざってるって。ね、亜姫」


「へ?あ…そうそう」



ふー…ん…
関西弁ねぇ。
別にあたしには関係ないや。




でも…何?
相澤を見ると変な気持ちになるのは…




「亜姫っつぅん?」



どぇ!!
なんかあたしに話降られたんですけど!!



「あぁ、うん。銀 亜姫」


「へぇ…亜姫…」


「何?なんかついてる?」


「え?いや?つか、亜姫って人気者やなぁ」


「そ?」


「あぁ、俺もグループに入れてぇな!!」


「おぅっ!!いいぜ!!な、銀。ってかこういう事で銀は反対しねぇもんな」


「優しいな、さんきゅ」



いや…あたしに言われても。
ってか、あたしにばかり話しかけてきてウザい……。


< 6 / 27 >

この作品をシェア

pagetop