サイドにプリンス⌒☆
「ねー、亜姫。相澤くんのとこ、行こーよ」
「相澤くんて?」
「銀、ばっかでー!!転校生だよ、転校生!!」
「あぁ、相澤くん…つーんだ」
「相澤 幹くんだよっ!なんかぁ、のほほんってしてるけど、なんかカッコいいよね」
「あたしも思ったー」
「マジで?俺は?」
「対象外」
「ひっでー」
なんて会話してると
「なんか、この机の周りだけ、賑やかやなぁっ!!俺もまぜてくれへん?」
「相澤くん!!!」
(相澤くん?あぁ、転校生…)
「相澤…大阪弁?」
「おう。しばらく関西おったからな。嫌やったら標準語しゃべるけど…」
「いいっ!!逆に関西弁で言ってくれ!!」
「なんかいいよね。こういう人が混ざってるって。ね、亜姫」
「へ?あ…そうそう」
ふー…ん…
関西弁ねぇ。
別にあたしには関係ないや。
でも…何?
相澤を見ると変な気持ちになるのは…
「亜姫っつぅん?」
どぇ!!
なんかあたしに話降られたんですけど!!
「あぁ、うん。銀 亜姫」
「へぇ…亜姫…」
「何?なんかついてる?」
「え?いや?つか、亜姫って人気者やなぁ」
「そ?」
「あぁ、俺もグループに入れてぇな!!」
「おぅっ!!いいぜ!!な、銀。ってかこういう事で銀は反対しねぇもんな」
「優しいな、さんきゅ」
いや…あたしに言われても。
ってか、あたしにばかり話しかけてきてウザい……。