SPEED
「ふう、ここまでくればもう大丈夫だろう。」落ち着いた口調で言った。「あ、あのどうして助けて下さったのですか?」「理由なんて無いさ。」それだけ言った。どうやら困っている人は放っておけない性格らしい。ジャックは何かを察知したような仕草の後、恐れるような声で話した。「さっき言ったよな。俺以外にも生き残りがいるって。その一人が俺に近づいて来ている。ここは危ない。早く逃げろ!」「どうしてですか?同じ速弾族なんでしょう?どうして危ないの?」「あいつら俺の事を嫌ってんだ。とにかくここは危ない!早く逃げろ!」「で、でも・・・・」「ここは俺の言う通りにしろ!!」「は・・・・はい。」シャアラは夢中で逃げ出した。