夢の旅人
ルーマニアでの話。

中年の男性がダイナマイトか何かを発明
し、しかしこの権利を売ってしまうと
戦争に使われてしまうと躊躇していたが、

もう無一文に近く、亡命もしたいので、
権利を売ることにする。

まずプラモデルを50万円で売ろうと
すると、相手の男に

「何をバカなことを」

と言われたので、それは5000円で
売る。

次にダイナマイトの権利の売却交渉だっ
たはずだが、いつの間にか「デル社の
パソコン」の設計図を売る話になって
おり、

男性はそれを50万円で売った後で、
自分はその設計図を使って自力で儲ける
ことはどうせできなかったが、

相手はこの設計図で何十憶円と儲けるん
だろうなあ、と改めて気づいて惜しく
なったものの、すでに書類にハンコが
押してあるのでもう遅い。


・・ハンコって怖いわあ(笑)みなさん
も書類にうかつに判を押さないようにね!

「デル社のパソコン」というのが不思議。
僕はこれまでデルの製品を意識したこと
は1回もないはずだが・・






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