夢の旅人
夢の内容は思い出せなかったが、
起きたあと胸の中で、

表層意識から深層意識への、一本
の細い道がつながったような感覚が
残った。

ここから連想するのは、僕が小説を
書くときには、胸ではなくて頭の
方に、

同じような「一本の細い道」がどこ
かに繋がっているような感覚がある
なあ、ということ。

僕はこれを「集合無意識への通路」
だと思っていて、

この道は「広さ」は広がらないん
だけど、どうもこの細い道を通って、
「ネコ専務」や「ネコガール」の
アイデアが閃くようなのである。

それがこの夢をきっかけに「胸」の
方でも繋がったのだが、

これは「個人的無意識の浄化」が
だいぶ進んできたので、

僕の表層意識と集合的無意識
(=アカシックレコード?)が
さらに繋がりやすくなった、と解釈
していいのだろうか?

また、夢には思い出しやすいものと、
起きた後何分も目をつぶって思い
出そうとしても思い出せないものが
あるが、

もしかしたら、それは今まで見て
いた「夢の深さ」に関係していて、

思い出しやすい夢というのは「表層
意識(自我)に近い、浅い層の夢」
であり、

それがこの「夢の旅人」に載って
いる夢だけど、

思い出せない夢は、より「心の
深い層の夢」だから、

起きた後で意識を持ったままでは、
もう一度深い層に「潜る」ことが
できず、それで思い出せないのかも
知れないな、と思いつきました。






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