また君に恋をする。
「ただ寂しくて、話せる誰かが、欲しかった…」

ハルは寂しそうに微笑んだ。


俺は自分の鞄から折りたたみ傘を取り出してハルに見せた。


「え…?これ…?あたしの?…もしかして…、あんたこの前の?」


「そう。俺はちゃんと覚えてたよ。アンタのこと」

俺はクスッと笑って言った。


「今日ハルに会えて良かった」


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