また君に恋をする。
「有り得ない!有り得ないって~。」


ハルに音楽準備室に呼ばれて行くと、ハルは頭を抱えて唸るように言った。


「こっちも有り得ねぇって思ったよ」


「まさかレオが高校生だなんて思わなかった。ってか、アタシ犯罪者じゃんっ」


「金で買ってねーじゃん」


「買ってなくても。未成年に手出したらいけないのよっ。一応教育者なのに~」


俺は慌てるハルを見て笑った。


「…何笑ってんのよっ」


「いや…。面白いな~って」


「なにが面白いよっ!」


俺はクスクス笑う。


「セーンセ。これからも、よろしく」


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