また君に恋をする。
「セーンセ。一緒に帰ろうよ」


職員室でハルのとこに行くなり、俺は言った。


「なっ、何言ってんのよっ。ここをどこだと思ってるの?」


ハルは慌てて小声で言った。


「職員室」


俺はにんまり笑う。


「帰ろ、ハル」


「…~っ。…あと1時間待ってて。図書室なら誰もいないと思うし、そこにいて」

「分かった。待ってる」


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