また君に恋をする。
「…ハル。遅えよ」

俺は図書室でハルの姿を見つけるとすぐにハルに駆け寄った。

ハルが言う通りこの時間帯には図書室には誰も居なかった。

この学校に今までいたはずなのに、ハルより俺はこの学校を知らなかった。

「先生だって忙しいのよ」

「ハル、先生っぽくねぇのに」

「レオだって生徒っぽくないよ。ってかふけてる。10代に見えない」

俺はハルの頭を小突いた。

「うるせぇよ(笑)」

「ねぇ…レオ。アタシずっと考えてたんだけどさぁ」

「うん?」

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