また君に恋をする。
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「あ~。消えねぇっ」


「え?どうしちゃったの、レオ君」


俺はベッドから這い出る。

俺の裸を愛しそうに女は見つめる。


消えねんだよ。
一週間前に出逢ったアノ女の顔。
なんなんだよ…。


「レオ君?」

「あ…。何でもねぇ」

「今日はこれ位でいいかしら」


女はいつものように白い封筒を俺に渡す。


「…さんきゅ」


だれか俺を、殺せば良い。
生きてる価値なんかない俺を。


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